今回のブログリレーを担当いたします、特別養護老人ホーム藤花の加藤と申します。

以前、このブログリレーでもお伝えしましたが、私たち特別養護老人ホーム藤花では

入居者様一人ひとりの生活リズムに合わせたケアが出来る様、「ユニットケア」に

取り組んでいます。

これまでの暮らしてきた環境や生活のスタイルは、それぞれで異なります。

朝起きる時間、食事の時間、歯を磨く時間…等、挙げたらきりがありませんが、人それぞれに生活のリズムがあります。また、目が覚めてから直ぐに布団から出る人・そうでない人、

食事の好み、歯を磨くタイミングや回数、人と接する事が好きな人・苦手な人…等、生活のこだわりも人それぞれにあると思います。

ユニットケアでは入居前に生活リズムやこだわりを伺い、1日24時間の生活や意向・好みを把握できる「24時間シート」を作成し、様々な事情でご自宅での生活が困難になった方が施設に入居された後も、その方の個性を無くさずにその方にとっての「普通の生活」を自宅で生活されていた時と同様にできるように支援を行っています。

一人ひとりの個性に合わせる事は決して簡単な事ではありません。

沢山の入居者様が藤花で生活されていらっしゃいますが、認知症の方や難聴等、様々な事情でその方の生活リズムや好みを確認する事が困難な事もあります。また、「こだわり」についても、他の人から見ると「こだわり」と思える事も、本人にとっては「あたりまえ」と思っていて、どのように聞き取りを行っていけば良いか試行錯誤しております。

また、職員同士でもその方に対する想いが違うため、意識の統一が必要だと感じます。

今後も日々、入居者様とコミュニケーションを多くとり、ご家族様にも協力して頂きながら、入居者様一人ひとりが「その人らしい」生活を送れるように職員一丸となって支援して参ります。