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ブログリレー ~藤の木原デイサービスセンター~

2025.10.22

法人本部

感染症に負けない体づくり:免疫力を高める生活習慣

 

こんにちは、藤の木原デイサービスセンターの吉澤です。

今回はすでに流行の兆しがある感染症について、デイサービスセンターの視点からお伝えします。

 

秋から冬にかけて、インフルエンザやノロウイルスなどの感染症が流行する季節がやってきます。

デイサービスセンターでは、手洗いや消毒、マスク着用、換気などの基本的な感染症対策を徹底していますが、もうひとつ大切な対策があります。それは「免疫力を高めること」です。

 

免疫力とは、体に侵入したウイルスや細菌を排除し、病気から身を守る力のことです。

高齢者は加齢に伴い免疫機能が低下しやすく、感染症にかかると重症化するリスクも高まります。

だからこそ、日々の生活の中で免疫力を維持・向上させることが、感染症予防の重要な柱となります。

 

では、免疫力を高めるにはどのようにするとよいのでしょうか。ポイントは「食事」「睡眠」「運動」「心の健康」の4つです。

まず食事についてですが、免疫細胞は腸に多く存在しており、腸内環境を整えることが免疫力の向上につながります。発酵食品(納豆、ヨーグルト、漬物など)や食物繊維(野菜、海藻、きのこ類)を積極的に取り入れましょう。また、たんぱく質は免疫細胞の材料となるため、魚、肉、卵、大豆製品などをバランスよく摂ることが大切です。

次に睡眠についてですが、質の良い睡眠は、免疫機能の回復と調整に欠かせません。夜更かしを避け、毎日同じ時間に寝起きする習慣をつけましょう。寝る前のスマートフォン使用を控え、ぬるめのお風呂に入るなど、リラックスできる環境づくりも効果的です。

そして、運動も重要です。激しい運動でなくても、軽い散歩やストレッチ、ラジオ体操などを毎日続けることで、血流が良くなり、免疫細胞が体内を巡りやすくなります。デイサービスセンターでも、利用者さまの体力に合わせた体操や機能訓練を取り入れています。

そして最後に心の健康です。ストレスは免疫力を低下させる大きな要因です。笑うこと、誰かと話すこと、趣味に没頭することなど、心が穏やかになる時間を持つことが免疫力の維持につながります。デイサービスセンターでは、季節のイベントやレクリエーションを通じて、笑顔と交流の機会を大切にしています。

感染症対策は、マスクや消毒だけではなく、体の内側からの備えも必要となります。免疫力を高める生活習慣は、感染症だけでなく、生活習慣病や認知症予防にもつながる「健康づくりの基本」と言えます。

地域の皆さまにも、ぜひこの機会にご自身の生活を見直し、できることから始めてみていただければと思います。感染症に負けない体づくりを、私たちと一緒に進めていきましょう。