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2025.11.28
法人本部
室内の安全対策は“合わせ技”で効果が倍増!
- 地震被害を最小限にする「安心して住める家」をつくる -
こんにちは、防災士の清水です。
地震対策は、私たちが日々の生活を安心して続けるうえで欠かせないテーマです。
かつては「地震が来たら、トイレや押し入れに逃げ込む」といった行動が推奨された時期もありました。
しかし現在では、扉の変形や収納物の崩落によってケガや閉じ込められる危険性が高いことがわかり、この行動は推奨されていません。そのため、普段の生活空間の中に“安全スペース”を事前に作っておくのが重要です。
「地震対策=家具固定」と考えられがちですが、家具が倒れなくても、収納物の飛び出しやガラスの飛散によって、ケガにつながるリスクは残ります。だからこそ、家具の固定を基本とし、固定+複数の対策を組み合わせる“合わせ技”が効果を発揮します。
ここでは、いざというときに家の中で安全を確保しながら、スムーズに避難できるよう、主な場所別に行える具体的な対策をご紹介します。
◆場所別の室内安全対策
【玄関・廊下】
避難するうえで「導線の確保」は命をつなぐ最も重要な備えです。
・玄関マットは滑って転倒するリスクがあり、敷かない
・靴は基本「1人1足」だけを出しておく。シーズンオフの靴は玄関以外へ収納し、スペースを確保する
・空いたスペースに非常用持ち出し袋を常備
・額縁、姿見、時計などは落下防止金具を活用する
・夜間、停電時の対策として、足元灯や蓄光テープで通路の視認性をアップする
【寝室】
就寝中は無防備な状態で被災し、最もケガのリスクが高まります。
・背の高い家具は別室に
・ベッドに倒れない位置、入口をふさがない位置に家具を配置する
・ガラス製品には飛散防止フィルム(またはスプレー)
・就寝する傍に「防刃手袋、安全靴(または踏み抜きインソール入りの靴)、懐中電灯」を用意しておく
【リビング】
リビングは家族の物が集まりやすく、散らかるほど地震時の危険性が増します。
片付けの定番は「物の定位置を決め、使ったら元の位置に戻す」です。また、ガラス対策は「割れなくする」ではなく、「割れても飛び散らせない」という考え方が大切です。
・片付けの習慣
・本棚:本の下に滑り止めシート+隙間を作らない収納
・ガラス:飛散防止フィルムで飛び散りを抑制、台風や強風時にはカーテンを閉めて破片侵入を軽減(特に床まで届くカーテンは効果的)
【台所(キッチン)】
キッチンは「滑らない、倒れない、飛び出さない」を徹底すると安全性が大幅に高まります。
・庫内には滑り止めシートを活用
・重い物は下段へ収納し、重心を安定
・お皿は、中皿→大皿→小皿の順に重ねると最も安定
・耐震ラッチ、S字フックで扉の開放を防止する
・メラミン食器など“割れにくい食器”の活用も効果的
◆まとめ
地震対策は、単品の備えより、複数の対策の“合わせ技”で効果が飛躍的に高まります。
設置には多少の手間こそありますが、一度整えれば長時間効果が続き、命を守る大切な備えになります。
ぜひ、ご自宅や職場の安全点検の際にお役立てください。



