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ブログリレー ~小阿賀ほのぼのこども園~

2024.03.12

法人本部

気持ちの伝え方 ~思いやりと話し合い~

年度末が近づいて参りました。小阿賀ほのぼのこども園では、3月に卒園式を控えております。

今年度は14名の卒園児を見送ることとなります。

年長の子どもたちは、4月から小学校へ行くことになりますが、今から「さんすう」や「こくご」などの勉強を楽しみにしているようです。私もこれから子どもたちがどのように成長していくのかとても楽しみにしています。

卒園しても、近くに来た時には元気な姿を見せてほしいと思っています。

 

さて、今回は「気持ちの伝え方 ~思いやりと話し合い~」についてお話ししようと思います。

小学校に就学すると、保育園やこども園のようにはいかないこともあるかと思います。

まず、先生がいつも傍に居てくれるわけではありません。

保育園、こども園ではいつも近くに先生が居てくれて、助けてくれたり、気持ちを汲み取り、

代弁をしてくれます。

 

幼稚園、保育園、こども園、小学校との情報交換会で、小学校の先生がこのように仰っていました。

「自分の意見が言える、困った時に発信できる、相手の話を聞ける、他者を受容できる」

 

とは言うものの…急にできることではありません、成長の過程にも順番があります。

 

少し年齢をさかのぼります。

まずは、3歳頃にはお友だちとの関わりが増え、他者との思いのぶつかり合いが増えてきます。

4歳頃には相手の主張や思いに気づき、いたわりや思いやりの気持ちが芽生えてきます。

5歳頃には、自分の考えを主張しますが、相手の意見にも耳を傾けることができます。

相手の考えや言葉を聞いたうえで、自分はこういう考えだと、伝えたり、友だちの意見にも賛同し、

時には譲ったりすることもあります。

 

以上のことをふまえ…

小阿賀ほのぼのこども園では、子ども同士で「話し合う機会」を作るようにしています。

大人で言う、ミーティングでしょうか。

・相手の意見に耳を傾ける(聞く)

・自分の考えや意見が言える

・相手の意見を受けとめ、共感しながら進める

 

最初からうまくはいきませんが、話し合いを積み重ねる中で、相手を思いやりながら、気持ちよく伝え合うことができるようになっていきます。将来の社会性やコミュニケーション能力につながる大切な経験として、引き続き保育の中で「話し合い」を取り入れながら、伝える力・思いやる心を育んでいきたいと思っております。

 

最後に、ご家庭でも普段何気なくしている会話の中で、少し意識してみるだけで、お子様の対話力がUPするかもしれませんね!簡単なことで構いません、「話を途中で遮らず耳を傾ける」「気持ちを受けとめた上で伝える」「なぜ、そのように思ったのかを優しく問いかけてみる」など、ぜひ取り入れてみませんか?

私たち大人が見本を示すことで健やかな心を育み、お子様の成長につなげていきましょう!

 

 

小阿賀ほのぼのこども園

園長 五十嵐 孝樹

 

 

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