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ブログリレー ~荻川ほのぼの保育園~

2021.08.04

法人本部

オリンピックで感じた原動力

~継続する力、向き合う力、乗り越える力…

 一人ではできないことでも、支えがあれば頑張れること

 必ず自身の頑張りをみてくれている人たちがいること、決して無駄ではないこと

 出会ったすべての人を大切に想い、関わることで得られる信頼感は己を強くする~

 

東京オリンピックも無事に開催することができ、平和の祭典が今まさに繰り広げられています。

オリンピックを開催するにあたり、新型コロナウイルスの感染拡大があり開催を1年遅らせるといった措置を行い、ようやく迎えた「2021東京オリンピック」。私たちは、アスリートを応援し多くの金メダルを…と期待し観戦していました。

しかし、この開催を遅らせた1年間やオリンピック種目に選ばれるまで待ち続け、あきらめずに続けてきた競技団体やアスリートたちがいました。

私自身この大会で注目していた競技は「ソフトボール女子」。絶対的エースの上野投手は13年間、オリンピック競技に復活することを待ち続けソフトボールと向き合ってきました。北京オリンピックで金メダルを獲得し日本中を沸かせたあの時を最後にオリンピック競技から無くなってしまったソフトボールを13年もの間どんな気持ちで続けてきたのか、また何がそこまで続けさせてこれたのか…そういった原動力はどこにあるのかなど注目して観ていきました。やはり目標としていた金メダルという結果を得て新たな目標がなくなり、4年後のオリンピック種目からも除外が決定…何を目標にし、自身のモチベーションをどこに合わせていくかわからなくなり、「燃え尽き症候群」に陥ったそうです。自分はなぜソフトボールを続けているのか、ソフトボールを辞めてしまいたいと思うまでに至ったそうです。ソフトボールに対しての向き合う気持ちが薄れ、プレーも惰性になっていく…そんな様子を宇津木監督はしっかりと見て感じてくれていました。宇津木監督が上野投手にかけた言葉は「ソフトボールをしなくてもいい。ただここに(ソフトボール界)にいてくれるだけでいい」という言葉でした。その言葉を受け、上野投手は気持ちが切り替わったと言います。アメリカとの決勝戦、世界ランク1位の強豪国と金メダルをかけた戦いを制し、13年前と同じ金メダルを獲得した日本ソフトボール女子。宇津木監督と上野投手の抱擁シーンは感動しました。何かに夢中になり、ひたむきに取り組み、同じことを続けていけることは本当に素晴らしいことですが、そんな簡単なことではないと思います。上野投手には絶対的な味方である宇津木監督が絶対的な信頼をもってともに歩んできてくれました。そしてチームメイトも絶大な信頼と期待、ソフトボールにかけた熱い想いを知っているからこそ、ともにプレーを続けてこれた、それぞれに強い絆があったのだと思います。

 

そういった人と出逢えること、環境に巡り合えること…自身の取り組み方や関わり方で大きく左右してくると思います。評価するのは自分ではなく、関わっている周囲の人たちです。自身の振舞い方や、仕事ぶり、人と人との関わり方など思いやりをもって、また熱意をもって取り組んでいるか、振り返るきっかけとなったソフトボール女子の金メダルでした。

 

荻川ほのぼの保育園

坂井