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ブログリレー ~荻川ほのぼの保育園~

2022.04.07

法人本部

春の陽気になり、桜ももうすぐ咲きそうなほどつぼみの膨らみが大きくなっています。

最近は通勤途中に、ウグイスの鳴き声を聞き、ますます春を実感した瞬間でした。

これから始まる新たなスタート。入学、進級と期待をもって春を迎え、園内にはにぎやかな笑い声や泣き声、様々な声が響いております。この風景を何年も経験し見てきておりますが、本当に大好きな瞬間であり、

一番尊い時間であると感じています。

 

子どもたちにとっては、初めての小さな社会生活への第一歩。保護者の方にとっても、育児休暇を終え、

仕事と育児の両立が始まる新たな生活のスタートであり、親子で踏みだす集団生活への第一歩です。

期待と不安でいっぱいだと思います。

めいいっぱい泣いたり怒ったりして表現してくる子どもたちを全力で受け止めること、子どもたちも日々過ごしていく中で早い段階で安心できる保育士やこの顔、この声聞きなれているという認識や信頼のもと、おんぶや抱っこで落ち着いたり、お昼寝したり、食事をしたり…あっという間に、子どもたちと信頼関係ができあがります。子どもたちの不安を大きく受け止める保育士は、小さな社会生活をスタートする子どもたちにとっては、大きな「安心基地」であると思います。私たち保育士は一緒にいる時間を子どもたちのために愛情をもって受け止め、寄り添っています。そして何よりも、そんな頑張っている様子を保護者の方がお迎えに来られたとき、元気いっぱいに「おかえりなさい」とお出迎えすることでお伝えしたいと思っています。お仕事お疲れ様でした。今日はこんな様子でした。こんなことをしましたよ。など、そんな気持ちを込めて保護者の方をお待ちしております。少しでも安心していただけるように、小さなことでも保護者の方へお伝えし、離れている時間を共有できるようにと思っております。

 

「始めまして」が多くなる4月。子育てや育児は一人ではできません。たくさんの関わりや様々な経験を通して、子どもも大人も心身ともに大きくたくましく成長できると思います。

 

この1年、どんな成長を見せてくれますでしょうか。

この1年、どんな経験を重ねていくのでしょうか。

この1年、どれだけ友だちや保育士と話し合っていけるでしょうか。

この1年、どれだけ保護者の方と保育士がともに「共育」していけるでしょうか。

 

関わりが多くなるということは、いろいろな人との関わりや出会いがあるということです。出会いは奇跡ですし、意味ある出会いです。お互いに傾聴し合い、尊重し合いながら、子どもたちにとって良好な関係と環境を整えていきたいと思います。

 

桜の膨らみがはじけ、満開の桜が色鮮やかに咲き誇るように、期待と希望に胸を膨らませながら、新たなスタートをきりました。

そして、鳴きなれないウグイスたちも鳴き方の練習を繰り返すように、初めてのこと、新しいことを私たちもともに日々の繰り返しの中で、学びに繋げていければと思っています。

 

 

荻川ほのぼの保育園

園長 坂井 めぐみ